2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博が、Xで「#最低の万博」とトレンド入りし、大きな議論を巻き起こしています。
期待された国際イベントのはずが、なぜ批判が殺到しているのか?
「最低と言われる理由」と「実際のところ」を、Xのリアルな声と事実を基にまとめます。
1. なぜ「最低の万博」が話題に? Xの声から見える不満
【最低の万博】大阪万博での日本の失態がひどすぎるwwwwww
— 新宿デレラ👗 (@ShinjukuDerella) April 14, 2025
・入場するには2時間待ち
・帰りも出るのに1時間かかる
・2億円かかったトイレは崩壊
・くら寿司8時間待ち
・おーい ◯ね
上記含め、酷いものをツリーにまとめていきます↓ pic.twitter.com/sMGmslpWKm
万博開幕直後、Xで「#最低の万博」が急上昇。ユーザーの投稿からは、具体的な不満が浮かび上がります。
- 高額な入場料:「大人7,500円、家族4人で2万円超。テーマパークの方が安い」(20代男性)
- 運営の混乱:「入場に2時間待ち。トイレが故障、Wi-Fiも不安定」(30代女性)
- 施設の不備:「パビリオンの水漏れや未完成感が目立つ」(40代男性)
- 期待とのギャップ:「1970年の大阪万博みたいな感動を期待したのに…」(50代女性)
これらの声は、開幕初日の混乱や準備不足を反映。
特に家族連れや若年層から「価格に見合わない」との意見が目立ちます。
一方で、「海外パビリオンはユニークだった!」(20代女性)など、ポジティブな投稿も少数あり、賛否が分かれています。
2. 最低と言われる理由を深掘り
Xの声から、万博が「最低」と呼ばれる主な理由を整理。事実と照らし合わせて検証します。
2.1 高すぎる入場料
- 問題点:大人7,500円、中人4,200円、4歳以上1,800円と高額。家族4人で2万円を超えるケースも。
- 背景:当初予算1250億円が2350億円に膨張し、運営費を入場料で賄う構造。朝日新聞の調査(2023年)では、71%が「高すぎる」と回答。
- 実際は?:公式サイトによると、早割や団体割で最大6,700円まで安くなるが、事前購入が必要。現地の飲食(例:弁当2,000円~)も高額で、総コストが課題。
2.2 運営の混乱と施設の不備
- 問題点:Xで「トイレ詰まり」「入場待ち2時間」「Wi-Fi不通」「パビリオン水漏れ」の報告が続出。
- 背景:建設遅延が深刻で、開幕直前のテストラン(2025年4月)でも約10万人から同様の不満。海外パビリオンの着工は2024年1月時点で1カ国のみ。
- 実際は?:初日は悪天候も重なり混乱が拡大。万博協会は「初日の課題」と釈明し、トイレ増設や入場改善を約束したが、未完成パビリオンは会期中も続く可能性。
2.3 テーマの不明瞭さ
- 問題点:テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」が抽象的。「何がメインなの?」(X投稿)。
- 背景:三菱総合研究所(2023年10月)で、万博への関心度は27.4%と過去最低。1970年万博のような「夢の技術」が少ないとの声。
- 実際は?:AIや自動運転の展示はあるが、具体性に欠け、子供や一般層に伝わりにくい。Xでは「映えるけど中身が…」と評価。
2.4 安全性への懸念
- 問題点:会場が人工島(夢洲)で、2024年3月のメタンガス爆発事故や地震リスクが話題。「熱中症も心配」(X投稿)。
- 背景:夢洲は埋め立て地で地盤が不安定。災害時の避難経路も限定的。
- 実際は?:万博協会は「安全対策済み」と主張するが、具体策(例:避難橋増設)は不透明。初日の混雑で避難想定の不備が指摘された。
2.5 公的資金とカジノへの批判
- 問題点:総予算2350億円(国・大阪府市・経済界で3等分)に「税金の無駄」(X投稿)。カジノ計画(IR)との関連も疑われる。
- 背景:読売新聞(2023年11月)で69%が「税金投入に反対」。維新の会の推進に「利権優先」との声。
- 実際は?:IR計画は公式には別だが、夢洲のインフラ整備(7000億円規模)がカジノに流用可能と見られ、反発を招く。
3. 実際はどうなの? ポジティブな面と課題
3.1 万博の魅力:可能性は?
- 海外パビリオン:約160カ国参加。Xでは「〇〇国の展示が未来的!」と一部好評。
- 技術展示:「空飛ぶクルマ」や自動翻訳など、未来技術を体感。経済効果は1.5兆円と試算。
- 地域振興:大阪・関西の観光・飲食業にプラス。Xで「地元が盛り上がるのは嬉しい」(30代男性)。
- 子供向け施策:大阪府の子供招待事業で、無料枠も一部あり。
3.2 課題:改善の余地
- 運営:初日の混乱は「想定不足」(万博協会)。トイレやWi-Fiの増強、入場プロセスの見直しが急務。
- 透明性:予算や安全対策の詳細公開が不足。Xの批判に応える情報発信が必要。
- 魅力発信:テーマを具体化し、一般層に「行く価値」を伝える努力が足りない。
4. Xのリアルな声:賛否両論をピックアップ

- 批判側:
- 「7,500円でこのクオリティ? 愛・地球博の方が上」(40代男性)
- 「カジノのための万博でしょ? 税金返して」(20代女性)
- 「テーマがピンとこない。子供が退屈そう」(30代女性)
- 擁護側:
- 「初日は仕方ない。海外パビリオンは一見の価値あり」(20代男性)
- 「大阪が世界に注目されてる。地元民として誇らしい」(50代男性)
- 「ミャクミャク可愛いし、記念になる」(10代女性)
5. 真相:万博は本当に「最低」なのか?
現時点では、万博の評価は二極化しています。
初日の運営ミスや高コストが「最低」のレッテルを招きましたが、海外パビリオンや技術展示には可能性も。Xの声は感情的な不満が多く、事実と誇張が混在しています。
- 事実:入場料は高めだが、早割で節約可能。運営は混乱したが、改善の動きあり。
- 誇張:「全部未完成」「危険すぎる」は一部事例の拡大解釈。安全対策や完成パビリオンも存在。
- 今後のカギ:運営の迅速な対応と魅力発信が成功を左右。会期は10月13日まで184日間あり、挽回の余地は十分。
6. まとめ
大阪・関西万博は、開幕直後の混乱で「#最低の万博」とXで批判を浴びました。
高額な入場料、運営の不備、テーマの不明瞭さ、安全性や予算への懸念が主な理由です。
一方で、海外パビリオンや技術展示、地域振興への期待など、ポジティブな要素も存在。
現時点では課題が目立つものの、会期は長く、改善次第で評価は変わる可能性があります。万博の真価は、これからの運営と発信にかかっています。