韓国の人気ガールズグループ「NewJeans(ニュージーンズ)」が2025年3月23日に香港公演を最後に活動休止を宣言し、ファンをはじめとする多くの人々がその背景に注目しています。
デビューからわずか3年足らずで世界的スターとなった彼女たちですが、所属事務所「ADOR」との契約トラブルが深刻化し、法的紛争へと発展しました。
ここでは、活動休止に至った経緯をさらに深掘りし、何が起こったのかをわかりやすく説明します。
NewJeansってどんなグループ?

NewJeansは、ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインの5人で構成される多国籍ガールズグループで、2022年にADOR(HYBEの子会社)からデビュー。
「Attention」や「Hype Boy」で瞬く間に人気を獲得し、2024年の日本デビュー曲「Supernatural」や東京ドーム公演でその地位を確立しました。
彼女たちの音楽とスタイルを生み出したのは、元ADOR CEOのミン・ヒジン氏で、メンバーとファンは彼女を「グループの母」と呼ぶほど信頼していました。
なぜ活動休止になったの?経緯を深掘り
韓国で私たちの声を載せてくれるメディアが本当に少ないです
— NJZ Loops 🧸🦦🐶🐱🐹 (@newjeans_loop) February 7, 2025
でも、そのことに屈することなく私たちは楽しく諦めずに活動する予定です
日本での活動計画もあります#NJZ #엔제이지 #NJZ_REDEBUT pic.twitter.com/GBpyNbi2du
活動休止の直接的なきっかけは、2025年3月21日にソウル中央地裁が下した仮処分決定です。
以下に、これに至るまでの流れを詳しく見ていきます。
- ミン・ヒジン解任と信頼の崩壊(2024年4月~9月)
事態の根源は、NewJeansを育てたミン・ヒジン氏がHYBEとの対立で2024年4月にCEOを解任されたことにあります。
HYBEはミン氏が会社情報を漏洩し、ADORの支配を企てたと主張。
一方、ミン氏は「NewJeansの独自性が他のHYBEグループに模倣され、守られていない」と反論。
メンバーは9月のYouTubeライブで「ミン氏の復帰」を求め、HYBEへの不信感を公にしました。
この時点で、メンバーと事務所の溝が深まり始めます。 - 専属契約解除の宣言(2024年11月28日)
ミン氏の復帰が叶わず、状況が悪化する中、メンバーは「ADORが契約上の義務を果たしていない」と主張し、契約解除を宣言。
具体的には「スタッフへの嫌がらせ」「意図的な無視」「活動の妨害」などが挙げられました。
さらに、グループ名を「NJZ」に変更し、独自活動を開始。12月にはヨアソビのコンサートに出演するなど、独立への意欲を示しました。 - ADORの法的反撃(2024年12月~2025年1月)
ADORはこれを認めず、12月3日に「契約は有効」と確認する訴訟を提起。
さらに2025年1月、メンバーの広告契約や音楽活動を禁じる仮処分を申請。
「独立活動が進めば、K-POP業界への投資が萎縮し、混乱を招く」と主張し、法的対抗策を強化しました。 - 裁判所の仮処分決定(2025年3月21日)
ソウル中央地裁はADORの申請を認め、「NJZ」としての活動を全面禁止。
「メンバーが提出した証拠では、契約解除の正当性や信頼関係の破綻が十分に証明されていない」と判断しました。
裁判所は、ADORが投資した資金や管理責任を考慮し、契約の継続性を重視した形です。 - 活動休止宣言(2025年3月23日)
香港公演後、メンバーは「裁判所の決定を尊重し、全活動を停止する」と発表。
「自分たちを守るための選択」としつつ、「これが最後ではない」と復帰への決意も示しました。
しかし、法的制約により、現時点での活動継続は不可能となりました。
問題となっている出来事は?何が火種に?

- ミン・ヒジンとの絆とその喪失
ミン氏はNewJeansの音楽、コンセプト、ビジュアルを一から作り上げた存在。
彼女の解任は、メンバーにとって「自分たちのアイデンティティを奪われた」に等しい出来事でした。
ミン氏を巡るHYBEとの泥沼の争いが、メンバーを巻き込んだ大きな火種に。 - HYBEの企業戦略と軋轢
HYBE内部の権力争いや、NewJeansを他のグループ(例:ILLIT)と差別化した扱いをしなかったことが不満を増幅。
メンバーは「HYBE議長が挨拶を無視した」「スタッフが意図的に孤立させた」と具体的な事例を挙げています。 - 法的・経済的制約
ADORは「NewJeansは我々の投資で育った」と主張し、契約解除には巨額の違約金(最大6000億ウォンとも)が発生する可能性を示唆。
メンバーは「すでに利益を上げている」と反論するも、裁判所は経済的側面を重視しました。
X(旧Twitter)で騒がれている内容
Xでは、ファンや一般ユーザーがこの状況にさまざまな反応を示しています。
- ファンの悲痛な声
「NewJeansがこんな目に遭うなんて許せない。裁判所は何を見てるの?」(@njsupport)
「5人が戻るって言ってるから信じて待つしかない」(@bunnies_jp) - 事務所への批判
「HYBEとADORの圧力が強すぎる。証拠なくても力で押し切ってる」(@ayokota)
「ミンヒジンを追い出したHYBEが元凶」(@minfan) - 状況への疑問
「契約解除の証拠が足りないって何?具体的に何がダメだったの?」(@legal_kpop)
「K-POP業界ってこんなトラブルばっかりだね」(@kspierre)
ファンが知りたいこと:今後はどうなる?

- 活動再開はいつ?
4月3日に予定される本案訴訟の初弁論が鍵。メンバーは異議を申し立て、契約解除の正当性を証明しようとしています。
勝訴すれば独立が可能ですが、敗訴ならさらに長期間の休止も。 - 5人全員で戻れる?
現時点で脱退の兆候はなく、5人での復帰を目指しています。
ただし、ハニのE-6ビザ問題(ADORがスポンサー)が解決しないと、海外メンバーの活動に支障が出る可能性も。 - 新曲は聴ける?
香港公演で披露した「Pit Stop」は高い評価を受けましたが、法的解決がない限りリリースは困難です。
メンバーのコメント

NewJeansのメンバーは、ファンに向けたビデオメッセージで、活動再開への強い意志を伝えました。
活動休止を発表する際、彼女たちはファンに対して感謝の気持ちを述べた上で「必ず戻ってくる」という希望を持っていることを強調しました。
この前向きなメッセージは、活動再開への期待を抱かせ、ファンの心をつかむものでした。
彼女たちの姿勢は、ファンとの絆を大切にし、将来への希望を見出す姿勢を反映しています。
ミンジは、裁判所の判決について、自分たちが直面した決断が後悔のないものであることを公に述べました。
彼女は今後も、自己の信念に基づき行動していく意向を示し、過去のトラブルから学んだことを前向きに捉えています。
このような彼女の態度は、他のメンバーにも影響を与え、グループ全体の士気を高めることに寄与しています。
裁判所の決定を受け入れつつ新たな選択をする彼女の姿勢は、勇気と頑張りを示しています。
ハニやダニエルも、ファンに対する感謝の言葉をしっかりと伝えました。
特に、ファンが常に彼女たちを支えてくれていることへの感謝の意は、言葉だけでなく彼女たちの表情にも表れていました。
ダニエルは「必ず再会する」という希望を明確にし、ファンへの約束を陳述しました。
このように、メンバーたちのファンへの愛情と感謝の気持ちは、今後の活動再開への意欲を一層強くしています
ADORの反応
ADORは、NewJeansの活動休止宣言に対し、以下のように反応し、その立場を明確にしています。
- 「一方的な決定」への遺憾表明
ADORは3月23日の公式声明で「NewJeansの活動休止は一方的な決定であり、非常に遺憾」と発表。
メンバーが事前に相談せず、公演終了直後に宣言したことを問題視しました。
「我々との対話なしに下された決断は、信頼関係をさらに損なう」と強調しています。 - 専属契約の有効性主張
ADORは「専属契約は法的に有効であり、終了していない」と主張。
裁判所の仮処分決定を根拠に「メンバーが独自活動を行う権利はない」との立場を堅持。
契約期間(通常7年とされる)が残っているため、法的義務を果たすべきだと訴えています。 - 対話による解決の提案
「我々はメンバーと直接対話し、今後の活動について議論する用意がある」と表明。
具体的には、「活動休止ではなく、双方が納得できる形で活動を再開する道を探りたい」とコメント。
ただし、メンバーの不信感が深い中、この提案が受け入れられるかは不透明です。 - 経済的側面の強調
ADORは声明で、「NewJeansの成功は我々の投資とサポートによるもの」と主張。
デビューから教育、プロモーションにかけた費用(数百億ウォン規模と推定)を挙げ、「契約解除には相応の補償が必要」と示唆。
裁判所もこの点を考慮したとみられ、ADORは経済的正当性を盾に強硬姿勢を崩していません。 - ミン・ヒジン問題への言及回避
興味深いことに、ADORはミン・ヒジン氏に関する具体的なコメントを避けています。
メンバーが解任を紛争の核心と訴える一方、ADORは「過去の経営陣の問題は現在の契約とは無関係」と切り離し、法的・経済的論点に焦点を絞っています。
これは、HYBEとの内部調整を反映している可能性があります。 - 今後の法的対応を示唆
ADORは「必要ならさらなる法的措置を取る」と警告。
4月3日の本案訴訟で、契約の有効性を改めて主張する方針です。
また、メンバーが仮処分に違反した場合、罰金や損害賠償請求の可能性も匂わせています。
ADORの反応からは、「コントロールの維持」と「投資の保護」が主な目的と読み取れます。
NewJeansの成功はADORにとって大きな収益源であり、メンバーの独立を許せば、他のアーティストへの影響やHYBE全体のブランド価値低下を懸念しているようです。
しかし、対話の提案が形式的に見える一方で、メンバーの感情や信頼回復への具体策が欠けているため、ファンからは「冷たい対応」と批判されています。
まとめ
NewJeansの活動休止は、ミン・ヒジン解任をきっかけに始まったADORとの信頼関係の崩壊が発端です。
契約解除を求めるメンバーの声が裁判所に認められず、仮処分で活動が禁止された結果、一時停止を余儀なくされました。
背景には、HYBEの企業戦略、法的経済的制約、メンバーとミン氏の強い絆があります。
Xではファンからの応援と怒りが交錯し、今後の訴訟結果が彼女たちの未来を左右します。
復帰を信じて待つファンの思いとともに、K-POP業界全体への影響も見逃せません。